クラウン実習
クラウン実習は、すでに臨床で根管治療を行なっている獣医師を対象とした、補綴治療を行うための知識と技術を学ぶ2日間の実習となっております。クラウンを作成するための支台歯形成と印象採得を行い(1日目)、実際に歯科技工所に依頼して作成したクラウンをセットする(2日目)までの一連の流れを4名という少人数による実習でしっかりと学んでいただけます。
本実習で用いるジルコニアクラウンは強度が高く滑沢なため、コンポジットレジンによる歯冠修復よりも頑丈かつプラークコントロールが行いやすいといわれています。
コースを終了されましたら、実際にクライアントに見て、触っていただけるクラウンをお持ち帰りいただけます。
本実習は、獣医歯科の分野において多様化するクライアントのニーズに応えるため、また医院の専門化や他院との差別化の一助にもなることでしょう。
講師は、2020年から行なっています歯内療法コースでお馴染みの、歯内療法学専門医山本信一歯科医師をお招きしております。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
<日 程>
(全2回・2daysコース)
1日目:支台歯形成
2024年(令和6年)10月27日(日) 10:00~16:30
2日目:クラウンset
2024年(令和6年)11月24日(日) 10:00~16:30
<会 場>
日野どうぶつ病院(〒500-8212 岐阜県岐阜市日野南7-6-13)
<対象と定員>
獣医師4名
<受講料>
239,000円
(支台歯形成用バーセット、印象材、印象用トレー、合着セメントなどの消耗品・ジルコニアクラウン技工料(33,000円)・お弁当と飲み物含む)
支払方法の詳細につきましては、お申込み後にご連絡させて頂きます。
<持ち物>
犬の抜去歯(上下顎犬歯、裂肉歯といったクラウン装着が想定される歯3本以上)
犬の頭蓋骨・デンタルミラー・プローブ/エキスプローラー・ピンセット・キュレットスケーラー・ルーペ・ユニフォム・グローブ・マスク・キャップ・油性ペン
※両日ともに犬の頭蓋骨が必要になります。頭蓋骨は受講料に含まれていないため、申込時に実習に使用できる犬の頭蓋骨を所有されている必要があります。
<内 容>
講師:歯科医師 山本信一 先生 / 獣医師:津田卓二
1日目
- クラウン補綴とは(講義)
- 支台歯形成について(講義/デモンストレーション)
- 抜去歯を用いての支台歯形成(実習)
- 犬の頭蓋骨を用いての支台歯形成(実習)
- 印象採得について(講義/デモンストレーション)
- 印象採得(実習)
2日目
- 前回の復習(講義)
- クラウンsetについて(講義/デモンストレーション)
- 支台築造について(講義/デモンストレーション)
- クラウンset(実習)
- 前回の復習(実習 犬の頭蓋骨を用いて支台歯形成~印象採得)
※クラウン2個目の作製を希望されている方はこの時間に印象採得まで行い技工指示書を記入します。
今回のセミナー受講料には、ジルコニアクラウン1個の技工料(33,000円)と材料費が含まれた金額となっております。
1個のジルコニアクラウンはセミナー2日目のクラウン装着時に、お持ちの頭蓋骨あるいは石膏模型にて接着作業を行う予定ですが、セットしますと外すことができません。
実習後、医院で飼い主様への閲覧見本として取り外し可能なクラウンが必要な方や、臼歯と犬歯を2種類作製したい方がいらっしゃいましたら、セミナー2日目に支台歯形成から印象採得まで作製していただけます。
その際、別途料金(40,000円)が発生いたしますのでご了承ください。金額の内訳については、下記をご覧ください。歯科技工所、素材(ジルコニアかメタルか)が変わる可能性もあり、その際は金額が多少変わりますのでご理解お願いいたします。
ジルコニアクラウン技工料・・・33,000円
材料費 ・・・7,000円
合計 40,000円(税込)
2個目のクラウンに関しましては、セミナー2日目に印象採得まで行い技工指示書の記入までを行っていただきます。技工物の受注先は、ご自身の医院になるように記載していただきますで、技工料(33,000円)に関しましては、当院規定の技工所へ振り込みをお願いいたします。材料費(7,000円)に関しましては、受講料を振り込まれました(株)Vetsグローバルリレーションズ宛に振り込みをお願いいたします。
支払方法の詳細につきましては、お申込み後にご連絡させて頂きます。
<申込締切>
定員になり次第(各実習開催日の1ヶ月前まで)
<申込方法>
実習のお申し込みは、以下フォームより受け付けております。
お問い合わせは、メールにて受け付けております。
office@vetsglobal.jp