歯内療法実習(アドバンス)
獣医師向けの歯内療法を学ぶ本実習は、今年で6年目となりました。
第4期から歯根端切除術の実習もラインナップに加わり、スタンダードとアドバンスの2つのセミナーとなりました。
それに伴って、第5期からスタンダードで根管治療とコンポジットレジンによる歯冠修復(CR修復)を、アドバンスで歯根端切除術と生活歯髄療法というプログラムに変更いたしました。
これによって、臨床でよく遭遇する歯冠の欠けのCR修復、失活歯の保存のための根管治療をまずスタンダードセミナーでおさえ、レアなケースである歯根端切除術とクラスIIの不正咬合の際に軟部組織損傷の対処である下顎犬歯の切断時の生活歯髄療法をアドバンスセミナーでカバーするという流れとなります。
また今期より、過去に受講された方対象に再受講、聴講生も募集いたします。
もう一度手技を学びたい方、復習をしたい方はぜひお申し込みいただきたい思います。
現在、人歯科分野での世界標準であるNiTiファイルとエンドモーターとバイオセラミックスを用いたシングルポイント法を、6年前からいち早く取り入れてスタートした本プラクティカルコースでは、根管治療をした貴重な歯をより安全に残すためのクラウン実習も始まりまして、ステップアップしながら獣医歯科治療の幅を広げていただけます。
講師は、2020年の初回から務めて頂いています、歯科医師の山本信一先生をお招きしております。
山本先生は、臨床の第一線で歯内療法専門医として診療する傍ら、MTA書籍の執筆から講師まで幅広くご活躍されております。
沢山のエビデンスベースの講義は大変わかりやすく、毎年好評をいただいており、複数回参加されている先生もおられます。
獣医歯科の専門性を高めたい先生に、是非ご参加いただきたいと思います。
<日 程>
2025年(令和7年)9月28日(日)10:00~16:30
<会 場>
ペントロンジャパンセミナールーム
– 東京都品川区大井4-13-17 ユニゾ大井四丁目ビル6F 〒140-0014
<対象と定員>
各会場獣医師10名(最小催行人数6名)
<受講料>
犬の頭蓋骨をご持参できる方:139,000円
犬の頭蓋骨をご持参できない方(別途、顎模型代含む):172,000円
(マイクロスコープ各自1台、超音波機械、歯根端専用超音波チップ、MTAなどの消耗品費用、お弁当と飲み物代含む)
※顎模型が必要な方は、8月22日(金)12時までにご連絡ください。
再受講(実習あり):69,500円+顎模型代(33,000円)※顎模型は必要な方のみプラス料金が発生します。
聴講生(実習なし):20,000円(昼食付)
受講料の5,000円割引が適用されます。
(実習開催日3ヶ月前までにお申込された方に限る)
2025年度8月3日(大阪)or 9月27日(東京)の歯内療法実習(スタンダード)を同時にお申込された方のみ、本実習の受講料から5,000円割引が適用されます。
支払方法につきましては、後日メールにてご連絡させて頂きます。
<持ち物>
- 頭蓋骨をご持参できる方:最低1本の歯牙に根管治療を行った犬の頭蓋
- 根管治療を行なった抜去歯1本
- グローブ
- ヘッドルーペ(使い慣れたものが良い場合は、ご持参ください)
※基本的にマイクロメインで行いますが、ルーペを借りたい方はご連絡ください。
<内 容>
講師:歯科医師 山本信一 / 獣医師:津田卓二
▼歯根端切除術
講義
- 概論
実習(抜去歯と顎モデルを用いての実習)
- 専用超音波チップによる根管形成
- MTA(エンドセムMTA)の充填
▼生活歯髄療法
講義
- 概論
実習(抜去歯を用いての実習)
- MTA(エンドセムMTA)の充填
<申込締切>
2025年8月31日(日)
再受講、聴講生に関しましては、いずれも先着順で締切時の空席状況での申し込み完了となりますことをご了承いただきますようお願いいたします。
<申込方法>
実習のお申し込みは、以下フォームより受け付けております。
お問い合わせは、メールにて受け付けております。
office@vetsglobal.jp